愛知総合法律事務所

愛知総合法律事務所編集部

配偶者暴力防止法に基づく接近禁止が認められた事案

解決事例 ご相談内容 夫と離婚をしたが,過去にDVを受けたを受けたことがあり,離婚後も危害をほのめかすメールが送られてくるというご相談でした。 当事務所の対応 依頼者は資力がなく法テラスを利用することになりましたが,法テラスの審査を待っていたら時間がかかるため,受任後,当日中に裁判所に接近禁止命令を申し立てました。長期休暇を挟みましたが,申立から5日以内に裁判所での審尋を行い,2週間以内には接近禁止命令決定が出されました。 解決のポイント 接近禁止命令は,早急に申立を行う必要性が高い手続です。一方で,相手 ...

有責配偶者の代理人として条件交渉し,協議離婚が成立した事例

解決事例 ご相談内容 Aさんは婚姻中に妻以外の女性と不貞関係を持ち,このことが妻に発覚したため,妻から慰謝料を請求されました。Aさんとしては,妻との離婚を望んでいたため,慰謝料の請求への対応と合わせて離婚に向けた協議を代理人として行っていくことになりました。 当事務所の対応 本件では,妻は不貞相手の女性に対しても慰謝料を請求し,相当額を既に受領していたため,Aさんとしては,妻が請求する慰謝料を支払わなければならないか,法的に異論を挟む余地がありました。もっとも,そうした慰謝料の支払いを拒絶すれば,最大の目 ...

祖父母から子供への教育資金贈与信託が財産分与で問題になった事例

解決事例 ご相談内容 妻が子供を連れて,出ていきました。その後離婚に向けた話し合いをしていましたが,私の祖父母が子供に残した教育資金贈与信託が財産分与の対象となっています。当該信託は相手にとられてしまうのでしょうか。 当事務所の対応 離婚調停の中で財産分与を協議しました。その中で教育資金贈与信託が子供に帰属することから,この点を主張して養育費を一般の相場から減額することで合意ができました。 解決のポイント 最近,祖父母の方がお孫さんらに対して,教育資金贈与信託を行うことが多く見受けられます。これは節税効果 ...

多忙な相手方との協議離婚を成立させた事例

解決事例 ご相談内容 相談者様は,相手方の不貞を理由に離婚を希望して相談にいらっしゃいました。相談者様は子育てに忙しく,相手方は仕事で多忙のため,早期の協議離婚をご希望でした。また,お子様が多くいらっしゃったため,現在の生活環境を極力変えたくないというご要望もお持ちでした。 当事務所の対応 相談者様の離婚条件が明確であったため,相手方に離婚条件を明示して協議離婚の申し入れのお手紙を送付しました。すぐに相手方よりご連絡があり,根気強く電話と面談で相手方と離婚条件を調整した結果,自宅不動産について相手方ローン ...

弁護士への依頼によりモラハラ夫と1ヶ月で離婚成立に至った事例

解決事例 ご相談内容 夫のモラハラとも思える発言が日常的となっており,これ以上一緒に暮らすことは困難だと感じ,私が実家に帰る形で別居を始めました。子どももいないため,当初は本人同士話し合って離婚しようと思ったのですが,夫が離婚に応じてくれず,私も直接交渉することに精神的な限界を感じたため,相談しました。 当事務所の対応 夫は当初離婚に反対していましたが,離婚に応じないのであれば,毎月の生活費(婚姻費用といいます)を請求しつつ,離婚調停を申し立てるなどしてこちらも腰を据えて話合いを続けていく方針を確認しまし ...

離婚公正証書作成(自宅不動産を売却し余剰金を財産分与することにした事例)

解決事例 ご相談内容 突然夫から一方的に離婚を切り出されたAさんは,離婚自体には応じるものの,自分の望む条件で離婚をするために,離婚前後の条件について公正証書を作成することを希望してご相談にいらっしゃいました。Aさんのご要望として,①ご自宅不動産を売却してローンを返済し余剰金を財産分与すること,②それまでは離婚届を提出しないで婚姻費用の支払いを受けること,③離婚届の提出後は希望通りの養育費の支払いを受けることでした。 当事務所の対応 離婚公正証書に記載する条項が通常の公正証書と異なる特殊なものでしたので, ...

依頼者側の居住地の裁判所での婚姻費用分担調停が実現した事例

解決事例 ご相談内容 子の出産のために実家に里帰りし,持病により出産後も実家に止まっていたところ,遠方の相手方より一方的に離婚を求められました。 当事務所の対応 婚姻費用を請求する必要がありましたが,遠方の相手方居住地に調停を起こすことが困難であったため,依頼者居住地に審判を申立て,事情を説明して付調停としてもらった上,相手方は電話会議としてもらうことで依頼者側居住地での調停が実現しました。給与明細書上,相手方の収入が低く抑えられていましたが,相手方の確定申告書や相手方が代表を務める会社の決算書等に基づい ...

離婚に応じなかった相手方と調停で離婚成立させた事例

解決事例 ご相談内容 Hさんは,性格の不一致や家庭内での会話がないことから妻との離婚を考えるようになり,妻と別居をしましたが,妻は離婚に応じるつもりはなく,当事者同士の交渉は行き詰まっていました。そのため,Hさんは,今後どのようにしたら離婚できるのかを相談しに来られました。 当事務所の対応 弁護士から離婚協議を申し入れましたが,妻の離婚したくない意向は変わりそうになかったため,調停を提起して,裁判所を介した話合いの場での解決を図りました。調停では,妻が離婚したくない理由を引き出し,Hさんとしてできることを ...

年金分割について、離婚後に審判を申し立てた事例

解決事例 ご相談内容 依頼者は、長年夫と別居していましたが、離婚について以前当事者間で協議した際には、感情的な対立があって協議が行き詰まったままで終わってしまいました。老後のことを考えると、きちんと籍を抜いておきたいという考えで、ご相談に見えました。 当事務所の対応 相手方に対し書面を送付して交渉したところ、離婚については殆ど争うこと無く合意に至ることができました。ところが、離婚成立後、依頼者は離婚協議中は希望していなかった年金分割についても、これだけすんなり離婚できるなら、と改めて希望されました。相手方 ...

認知請求を受けて,任意に認知し,面会交流の取り決めを行った事例

解決事例 ご相談内容 Hさんは,相手方より,相手方の子どもを認知して欲しいとの請求を受けました。任意に認知をすること自体に争いはありませんでしたが,今後養育費の金額で争いになる可能性があること,また,相手方の子どもとの面会交流を希望していたことから,相談に来られました。 当事務所の対応 任意に認知をすることに争いはありませんでしたが,自身の子であることを確認するために,DNA鑑定を実施しました。裁判所を通じてDNA鑑定を行った結果,Hさんの子どもであることが明らかとなりました。双方の収入を確認し,養育費算 ...

離婚を求められ調停・訴訟を経ない迅速な解決した事例

解決事例 ご相談内容 相談者様は,妻より協議離婚書案を送付され,財産分与,養育費,慰謝料の請求を受けていましたが,妻が提示した離婚条件が法的に妥当かわからないとのことで,ご相談に来られました。 当事務所の対応 相談者様が妻から提示を受けた離婚条件は,訴訟等となった場合には認められない請求となっていました。そのため,妻に対し,妻の請求は訴訟等となった場合には法的に認められない請求であることを丁寧に説明しました。そこで,妻からの一定の譲歩も得られ,調停や訴訟に頼ることなく,協議によって離婚が成立しました。 解 ...

離婚成立後に弁護士に相談し,調停にて財産分与を受けた事例

解決事例 ご相談内容 相談者は,夫婦だけで話し合い,財産分与や慰謝料の支払いを口頭で合意をして離婚届を提出しました。しかしながら,離婚後は口頭での約束すらなかったと言われて一切の支払いを拒絶されたため,弁護士に相談にいらっしゃいました。 当事務所の対応 離婚成立後でも財産分与調停の申し立てはできますので,直ちに調停を申し立てました。相談者は,相手方の財産を正確に把握していませんでしたが,預貯金通帳以外に,株,自動車,高級腕時計などを主張し,全て財産分与の対象として話し合いを行い,最終的に調停から4か月で終 ...