解決事例

別居後に、婚姻費用の支払いが行われず、婚姻費用・離婚調停について相談に来られた事例

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ご相談内容

Yさんは、夫が身の回りの物を壊す、双方の価値観の違いなどを理由に子どもを連れて家を出ました。相手方が婚姻費用を払ってこないので、離婚調停と婚姻費用分担調停をご自身で申し立てました。

しかし、調停がまとまらず、婚姻費用が払われないため生活が苦しくなり、相談に来られました。

当事務所の対応

まず、調停申立の時からの未払い婚姻費用と、将来の婚姻費用の支払いを認める内容で、早急に婚姻費用の調停を成立させました。これにより、Yさんと子どもの生活の基盤を安定させ、離婚の問題に集中しました。

財産分与については、まず、契約者を相手方とし、被保険者をYさんとする生命保険の名義をYさんに変更しました。また、確定拠出年金を財産分与の対象としました。

他にも、相手方がかけていた学資保険を解約してYさんが受け取る形にして、子どものための財産を確保しました。

解決のポイント

周囲の物を壊したり、高圧的な態度をとる、ことさらに無視をするなどの行為は、その対象となった人に精神的な傷を与えることがありますが、直接身体に対して危害を加えるDVを受けたとは違い、精神的暴力はほかの人に理解してもらうことが難しいといえます。

最近では、モラルハラスメント(モラハラ)という言葉も一般的に知れ渡ってきましたが、離婚や調停などでの実例が刊行物上で多く取り上げられるには至っていません。

本件では、壊された物の写真などを証拠として提出し、丁寧な立証を積み重ねて、こちらに有利な事情を調停委員にわかってもらうよう努めました。

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